JPO

9月6日に考案していたアイデアを特許出願をしました。

画像はその際に使用した電子出願ソフトと関連ツールです。

今回は、もし皆さんの中で特許出願を自分でしてみたい!と思われる方へ、私が迷った点を共有致します。
出願については弁理士を使用せずに茨の道を選びました。時間や労力は必要でしたが、そのコストを自分自身へ投資したという意思がないと心が折れる可能性がありますね(苦笑)

まずは、特許庁のホームページは何度もみました(笑)基本ですが、念のためリンクしておきます。

経済産業省 特許庁

次は、電子出願ソフトサポートサイトです。

はじめての方へ、から順を追っていけば特に困難な事はないと思います。

私は願書作成に、かんたん願書作成を使用しました。 WORDなどでも良いとありますが、専用ツールですとエラーチェック(使ってはいけない記号【 】などを出力前にチェック出来ます)があるので、なんでも良いとありますが、かんたん願書作成は結果としてベストでした。
電子出願は、最終的にhtml形式にする必要があり、かんたん願書作成では変換せずに出力することも可能なので楽です。

次に必要なのは、住民基本台帳カードとICカードリーダライタです。ICカードリーダライタはSONYの非接触タイプで、RC-S380というパソリが使えるものにしました。 副産物としてWaonカードの残高が自分のパソコンで確認出来るようになったことが嬉しいことですかね(笑)

住民基本台帳カードは出張所では日数がかかる為、住んでいる市役所へ直接行くことをおすすめします。なぜならば、取得した住民基本台帳カード内へ電子証明書を登録しなければならず、取得と設定が一度に済むのです。

あとは出願資料の作成を進めていくのですが、出願には識別番号取得があり、電子証明書と識別番号の組み合わせで特許庁へ接続出来ます。 取得はダウンロードしたソフト付属のツール、申請人情報・証明書管理ツール(画像中心にあるもの)の左上ボタンから流れに沿って申請します。
番号自体はオンラインなので直ぐに発行され、数日すると特許庁から郵送で通知が来ました。

初期設定としては上記の程度でよく、出願書類を特許庁の特許電子図書館をバリバリ検索して文章を真似てとりあえず戦いましょう!(笑) 私は運よく特許庁主催の知的財産権制度入門というセミナーが近場で開催あったので、申請に関連する事項も学べました。

特許文章にはタームと呼ばれる専門用語(例えば止めることを係止という)もありますし、アナログ的なことはお近くの産業支援センターへ相談するとベストです。

知財総合支援窓口のサイトです。県名から窓口へ問い合わせして下さい。

 

私が最終的に電子申請で苦労した点は、電子現金納付専用パスワードとカナ氏名登録についてでした。
探した結果、申請人情報・証明書管理ツール内にて画像の赤枠部分より申請するのですが、最終的にインターネット出願ソフトから文書チェックの送信をする前に必要となります。

出願や特許料の納付については、料金発生ごとに納付番号を取得をし、それを願書作成時に入力しないと整合されない流れです。(今回ですと、出願と審査請求で2回取得しました) その納付番号はインターネット出願ツール内にて取得出来るのですが、その際に必要なのが、『電子現金納付専用パスワード』なのです。

アナログに対応すれば、予納台帳を特許庁へ請求し、特許印紙を貼って納付することも出来ますが、ペイジーによる電子現金納付の場合は上記の設定が必要です。 このパスワード設定が、住民基本台帳カードにも作成時に設定しているので混同し、アレ!?という障壁となりました。(苦笑)

 

特許出願の文章については、ここで表現出来ない程に人生として勉強になりました。 請求項1が重要かつ、話し言葉で説明するわけでもないですし、権利を取得するには可能な限り広く設定しなければいけない。 だから見たまま列挙すればよいのではないのです。 こちらはやはり知財総合支援窓口へ是非相談して進めることを強く勧めます。
といっても、丸投げはタブーですよ。あくまで自分のことですし、自ら考えて表現し、それをプロがみて客観的に手直ししてもらうことに意義がありますからね。

もし私と同じように特許取得を考えてみえる方でしたら、分かる限りはアドバイス致しますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

 

金持ち父さん・貧乏父さんなどにもありますが、最大の資産は『脳に投資する=頭を使って金を生みだす』のです。 半沢直樹のドラマではないですが、倍返しするにも頭を使わないと始まりません(笑)
そこに、人という同僚やビジネスパートナーなどの支え合いがあって船が進むと思います。

特許取得も目的ではなく手段に過ぎません。 どうか皆さんも脳が熱くなることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!